久しぶりに春日大社へカメラを持って行ってきました。自宅からだと奈良市内へはJRが便利なので、JR大和路線で出かけます。
JR奈良駅で下車すると、駅前からは三条通りを東へまっすぐ歩きます。すると突き当たりが春日大社になのでとてもわかりやすいです。
ただ、JR奈良駅から春日大社の社殿までは約3km近くあるので、シカに鹿せんべいをあげながらブラブラ歩いていくと40~50分ほどかかってしまいます。
JR奈良駅から三条通りを東へ

このアンティークな建物は、旧奈良駅の駅舎。この駅舎は2代目で、現在は奈良市総合観光案内所として使われています。
現在の駅舎は3代目で、旧駅舎の裏にあり、左側に「JR奈良駅」の看板が見えています。

三条通りをしばらく歩くと、この通りで一番の人混みが目につきますが、そこが高速餅つきで有名な「中谷堂」です。
三条通りは歩道が広くて歩きやすいのですが、その分車道が狭く、東へ向けての一方通行になっています。中谷堂前はいつも狭い車道にまで人があるれているので、いつも警備員が立って交通整理をしています。
中谷堂を過ぎると、まもなく右に猿沢池、左に興福寺の五重塔が見えてきます。
猿沢池

猿沢池から見た興福寺・南円堂。
猿沢池は三条通りを挟んで、北側が興福寺、南側が猿沢池になります。猿沢池の周囲は周遊路になっており、ベンチも置いてあって、ゆっくり休むことができます。ベンチに座ってお弁当を食べている観光客もよく見られます。

以前、猿沢池から望む興福寺の五重塔は、絶好のフォトスポットだったのですが、現在五重塔は修復中ということで、全体が足場で覆われています。
修復が終わるのは2030年の3月ということなので、まだまだ先の話ですね。
一の鳥居をくぐって参道へ


猿沢池を通り過ぎると、正面に春日大社の一の鳥居が見えてきます。一の鳥居前交差点を渡ると鳥居をくぐって春日大社の参道に入ります。
飛火野

参道をしばらく歩き東大寺から続く道路を渡ると、右手に飛火野がひらけてきます。
一の鳥居からは600ヘクタールを誇る広い奈良公園のエリアになります。奈良公園には春日大社、東大寺、興福寺、国立博物館、正倉院などがあるのですが、この飛火野は奈良公園ではなく、春日大社の境内なのだそうです。

遠くてわかりにくいのですが観光客でしょうか、この日も着物を着て記念写真を撮っていました。この辺りは外国人の観光客が着物を着て歩いている姿をよく目にします。


樹齢約100年のクスノキ。かつて、ここで催された宴席に参加された明治天皇の玉座跡に記念植樹された樹という事です。一本の大樹に見えますが、実は三本のクスノキだそうです。
東から西に向いて撮っていますが、他の方向からだと周りの樹木と重なってしまうので、巨樹感を出すにはこの方向からがいいのではないでしょうか。

飛火野の東の端に立っている大樹。両腕を振り上げている姿が、森の精霊「エント」に似ているような…。

part2に続く