奈良・春日大社周辺 part2

奈良

二の鳥居

春日大社:世界遺産の石碑と二の鳥居

一の鳥居から長い参道を歩いていくと二の鳥居があり、横には世界遺産を示す石碑が置かれています。

二の鳥居の左手には国宝殿や春日大社のバス停、駐車場などがあり、ここから観光客も目に見えて増えてきます。おまけに参道も少し狭くなりますが、あとすこしで春日大社の本殿に到着します。

春日大社:参道沿いの石灯籠

二の鳥居からの参道にも古い苔むした灯籠群が続きます。一の鳥居からも灯籠が並んでいるのですが、二の鳥居からは並ぶ密度が違ってきます。

これらの灯籠は、家内安全・商売繁盛・武運長久の願いを込めて、武士や庶民から奉納されたものだそうです。それは今も続いているみたいで、石灯籠を見ると色々な企業や個人の名前が彫られています。

春日大社:参道沿いのト音記号のようなき

二の鳥居を過ぎると、観光客の数や灯籠の数が増えるだけでなく、木の様子も変わってくるような気がします。

春日大社は御蓋山(春日山)の麓の原始林に囲まれているので、古い樹木が多いのですが、中には異様に曲がりくねった樹木もあり、この木などはまるで楽譜に書かれる「ト音記号」のような形をしています。

春日大社秋年の原始林

春日大社

春日大社本殿

参拝するだけであれば、南門を入ると正面に賽銭箱があるので、そこで参拝をすることができるのですが、本殿をめぐる回廊などを見学するためには、特別参拝受付で初穂料700円を収める必要があります。

回廊には見学順路を示す矢印があるので、それに従って見学することができます。

春日大社本殿の釣り燈籠群

春日大社の参道を歩いていると、石灯籠の多さに驚くのですが、釣燈籠もとても多く、石灯籠・釣燈籠を合わせると3000基にも及ぶそうです。

春日大社本殿とその横の大杉

本殿左にある大きな杉の木。樹齢800年から1000年くらいということです。今から700年前に描かれた「春日権現記」という絵巻物に幼木としてこの大杉が描かれているそうです。

春日大社本殿横の大杉と岩本神社

大杉の根元に建てられた小さな御社。岩本神社というそうです。春日大社は一つの神社ではなく、大宮と言われる本殿の中にも16の御社があり、それぞれに神様が祀られています。岩本神社もをのひとつです。

春日大社本殿前の石灯籠

若宮神社

若宮神社

春日大社の本殿から南へ7、80メートルほどのところにある若宮神社。若宮は大宮の子供にあたる神社で、若宮を含めてまわりに15の神社があり「若宮十五社」と言います。

春日大社本殿から若宮神社への参道

春日大社大宮を南へ歩くと若宮十五社巡りができます。ここにも石燈籠がずらりと並んでいます。

若宮神社の釣り燈籠

若宮神社の釣燈籠。

神功皇后お手植えの若宮大楠

神功皇后お手植えの若宮大楠。三本の苗木が成長に伴って合体しているとのこと。

…ということで

今回はJR奈良駅から三条通を東へ歩き春日大社まで行ったのですが、ただただ外国人の観光客の多さに圧倒された印象です。特に欧米人と中国人の観光客は多くみられましたね。欧米人は顔を見ればわかるのですが、日本人の観光客かなと思っても、近づいてみると聞こえてくるのが中国語という具合です。

当然日本人の観光客もいたのですが、明らかに少ないという印象です。オーバーツーリズムという言葉が聴かれるようになって久しくなりますが、ここ奈良でも例外ではありません。

もっと撮影をしたいと思ったのですが、観光客の勢いに負けてしまった感じがします。でも、奈良は自宅からも行きやすい場所なので、これからも出かけることがあるでしょう。

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